ヘイズの悪化を受け、休校する学校が増え、在宅勤務などの動きも広がっています。
以下では、ヘイズに対処するための豆知識をご紹介します。

 

ヘイズに関する情報収集に便利なサイト

The World Air Quality Index project

世界の大気汚染状況が確認できるサイト。北京の非営利団体が中心となり、寄付ベースで運営。
大気汚染の国別ランキング、1週間のAPI予想などもチェックできます。アプリもあります。

ヘイズの情報収集に役立つサイトThe World Air Quality Index project
地図上で各地の指数を確認できる

ヘイズの情報収集に役立つサイトThe World Air Quality Index project
1週間の大気汚染状況の予想

 

APIMS-Air Pollutant Index of Malaysia

マレーシア環境省が運営するサイト。各エリアのAPIを1時間ごとに掲載。
こちらもアプリあり。

ヘイズの情報収集に便利なサイトAir Pollutant Index of Malaysia
地図上で各地の指数を確認できる

 

ヘイズの情報収集に便利なサイトAir Pollutant Index of Malaysia
1時間ごとの各地の指数の表

 

ASEAN Specialised Meteorological Centre (ASMC)

ASEAN地域のホットスポット(火災が起きているエリア)、風向き、雨量などが載っています。

スマトラ島で発生したホットスポットの煙が、季節風に乗ってマレー半島東側に来ているのがよくわかります。季節風の風向きは、10月末には北東からに変り、マレー半島のヘイズはおさまると予想されます。

ヘイズの情報収集に便利なサイトASEAN Specialised Meteorological Centre (ASMC)

 

環境省からのアドバイス

マレーシア環境省が運営するAir Pollutant Index of Malaysiaでは、ヘイズがひどいこの時期に注意すべきポイントが記載されています。

・バイクでの移動、戸外での作業の際はマスクを着用する
・戸外での運動などは避け、できるだけ屋内で過ごす
・顔など露出していてヘイズに触れるか所はきれいな水で洗う
・車で移動する際はエアコンをつける
・水をなるべくたくさん飲む(少なくとも1日にコップ8杯)
・呼吸器疾患などリスクが高い方は、ヘイズが悪化している時期は別のエリアに避難することが望ましい
・ヘイズで視界が悪い中を車で移動する場合は、昼間でもヘッドライトを点灯する
・野焼きをしない、させない。万が一火災を発見した場合は、消防(Bonba)と環境省に連絡する。 消防 999 /  環境省 1-800-88-2727
・呼吸器、心臓、眼などに疾患がある場合、症状が悪化したらすぐに病院へ

 

ヘイズ対策グッズ

手軽に購入できるのが、マスク。
普段はマスクをしている人はマレーシアではほとんどいませんが、最近ではよく見かけます。

ヘイズ対策には欠かせないマスク N95
最近では、薬局で粒子の95%を捕集する「N95マスク」も販売されています。

 

ミッドバレーのHarvey Normanでは、ほとんどのブランドの空気清浄機が品薄。多くの機種が2週間後の入荷を待っている状況でした。

ヘイズ悪化で品薄の空気清浄機

SNSでは、水を張った容器の上に扇風機を設置して空気を水に吹き当てる水式空気清浄機を自作している人もいるようです。

また、マレーシアでは見かけませんが、日本ではPM2.5をブロックする効果のあるスプレーが人気のようです。


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