在マレーシア日本国大使館が、東マレーシアのサバ州東海岸沿岸でアブサヤフ・グループによる誘拐事件発生のおそれがあるとして警戒を呼び掛けている。
以下は、大使館が発表した内容。

サバ州東海岸沿岸で、アブサヤフ・グループによる誘拐事件発生のおそれがあります。十分お気を付けください。

● 国際海事局海賊情報センター(The IMB Piracy Reporting Centre)によれば、12月21日、フィリピン・タウイタウイ州シブツ島において、船体が灰色の2隻のボートにアブサヤフ・グループの武装メンバーがそれぞれ4名、6名乗船する姿が確認されたようです。

● 彼らはセンポルナやサンダカンの沖合水域において誘拐を実行する模様で、小さな漁船・ヨット・タグボートを含むすべての船舶が対象となる可能性があるようです。

● 船舶で、サバ州東海岸沖及び同周辺海域を通過する際は、特に警戒を強めるよう呼びかけられています。なお、当該海域は、「危険情報レベル3:渡航はやめて下さい(渡航中止勧告)」が発せられています。

● 上記海域を航行中、あるいは航行予定の皆様にあっては、周辺の警戒を怠らないようにしてください。また、その他の皆様も、当該海域では誘拐リスクがあることを認識し、現地には赴かないようにしてください。