本日、1月24日に行われたマレーシア統治者会議にて新国王(マレー語でAgong)が選出された。

第16代国王はパハン(Pahang)州のスルタン(州の君主)であるアブドゥラ・スルタン・アフマド・シャー(Tenguku Abdullah Sultan Ahmed Shah)氏である。

副国王には、引き続きペラ(Perak)州のスルタンであるナズリン・シャー(Nazrin Shah)氏が在任する。新国王の戴冠式は今月1月31日に行われる予定。

今年1月6日に発表されたムハマド5世(Muhammad V)前国王の任期途中での退位はマレーシア中に衝撃を与えた。
ムハマド5世前国王は今回の統治者会議に出席しなかった。

マレーシアの王宮、イスタナネガラ

マレーシアの国王制度は特殊である。
各州を治めるスルタンから互選によって任期5年の国王が選出される。
選挙制ではあるが、実際には各州のスルタンが順番に即位することが慣習になっている。


参考記事:マレーシア国王-任期途中で退位


出典:Pahang Sultan is our new King(The star online)