ぺナン州の観光税(Tourism Tax)収入が1千万リンギット以上になる見込みだ。

先日マレーシア政府が発表した2019年度予算案で、観光税の50%が税を徴収した州の収入となると決まったことを受け、ペナン州のチョウ・コンヨウ(Chow Kon Yeow)知事は「政府の決定を歓迎する」と述べた。

17年9月にマレーシア政府が導入した観光税は、マレーシア国籍をもたない旅行者に対しマレーシア国内のホテルに滞在する際に課される税で、1部屋当たり1泊一律10リンギットである。

これに先駆け、ペナン州では2014年から州独自の観光税(Local government fee)を導入している。
4つ星以上のホテルは1部屋一泊3リンギット、3つ星以下のホテルは1部屋1泊2リンギットが課されており、2014年度には700万リンギットの州の観光税収入があったとされている。

チョウ知事は、地元の観光産業と連携して観光税収入を有効活用したいとする一方で、州独自の観光税について見直していくと述べた。

マレーシアでは、政府が設定した10リンギットの観光税に加え、マラッカ、ランカウイ
島では、ペナン同様、州独自の税が課される自治体がある。

出典:Penang to get over RM10mil from its share of tourism tax(The Star)