マレーシア人1人とインドネシア人2人が昨年12月に誘拐され、拘束
マレーシア人1人とインドネシア人2人を誘拐したイスラム過激派組織「アブ・サヤフ(Abu Sayyaf)」が、身代金を要求する動画をFacebook上で公開した。
The Star Onlineが2月20日に報じた。
動画には、人質のインドネシア人の男性が首にナイフを当てられ、インドネシア大統領に助けを求める様子が撮影されており、アブ・サヤフは、身代金を支払わなければ3人を殺害すると述べている。
顔を覆われているのはインドネシア人のハーリー・アーディアンスヤ(Heri Ardiansyah、19歳)とハーリーアディン(Hariadin、45歳)であるとみられている。
3人は、2018年12月5日、サバ州サンダカン(Sandakan)を拠点とするトロール漁船に乗船していたところ、サバ州東海岸沖のマレーシア領海で襲われて誘拐された。
アブ・サヤフは、拉致されたマレーシア人、ジャリ・アブドゥラ(Jari Abdulla)の妻に対し、「マレーシア政府が交渉に応じなければ、夫はひどい目に合うだろう」と脅迫しているという。
サバ州警察当局は、人質解放に向けてフィリピン当局と協力しているとしている。
画像出典:The Star Online