恭和堂の店舗の外観

マレーシア国内に50店舗を展開する漢方茶の有名店「恭和堂」

24種類の漢方が入った有名な「亀ゼリー(亀零膏/Herball Jelly)」といえば、恭和堂(Koong Woh Tong)。

香港にも亀ゼリーが有名な「恭和堂」がありますが、実はマレーシアの恭和堂とはまったく関係ありません。

マレーシアの恭和堂は1990年に設立され、マレーシアに50店舗、シンガポールに8店舗を展開。
主要なショッピングモールにはほぼ出店しているといっていいほどで、あちこちで店舗を見かけます。

ガイドブックにも必ず載っているほどの有名店で、2018年10月にはBSスカパー!の番組『BAZOOKA!!!』で小藪千豊や野生爆弾のクッキーなどがシンガポールの恭和堂を訪れました。

観光で行きやすいのは、クアラルンプールのチャイナタウンにある2つの店舗。チャイナタウン入り口の門のすぐ横にお店があり、よく目出つ黄金の窯が目印です。

恭和堂の有名な亀ゼリー

 

24種類の漢方が入った美容に最適な亀ゼリー

亀ゼリーは、中国に伝わる亀の甲羅の粉末など24種類以上の漢方をブレンドして作られたもので、美肌や便秘、滋養強壮、デトックス、風邪の改善など女性にうれしい効能がたくさん。

恭和堂の有名な亀ゼリー

「良薬口に苦し」と言いますが、この亀ゼリーは多少の苦みはあるものの、別添えのシロップをかければ美味しくいただけます。
値段は小さいサイズが9.40リンギット(約250円)、大きいサイズが12.40リンギット(約330円)。
注文するときは、「Herball Jelly(ハーバルジェリー)」と英語で言えば通じます。テイクアウトも可能。

恭和堂の漢方茶

もう一つ中華系のマレーシア人がよく利用するのが漢方茶。
東洋医学的では、体内こもった「熱」がさまざまな病気や不調を引き起こすと考えるのですが、漢方茶はこもった熱を冷ます効能があるそう。

恭和堂では、「のどが痛い」「熱がある」などの症状を伝えると、苦い漢方茶にさらに苦い漢方の粉を入れてくれます。
湯のみで供され、その場で立ち飲みするのですが、飲み終わると甘い中国茶をお椀に注いでくれるので、それを飲めば口の中の苦みもなくなります。

そのほか、ペットボトル入りの漢方茶もあり、ちょっと漢方茶を試してみたいという方にオススメです。

店舗名恭和堂(チャイナタウン店)
住所23, Jalan Petaling, City Centre, 50000 Kuala Lumpur, Wilayah Persekutuan Kuala Lumpur
※LRTクラナジャヤ線パサールセニ駅から徒歩8分
営業時間9:00-23:30 年中無休

公開日:2019年3月1日

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