クアラルンプール通勤事情

マレーシア人、日本人の通勤事情 -社内調査を実施

初の海外就職となると、通勤事情が気になるところ。
車社会といわれているマレーシアですが、クアラルンプールなら電車通勤が可能です。

参考までに、Go Malaysiaのスタッフに、どうやって通勤しているのか、社内調査をしてみました。
ちなみに、Go Malaysiaの就業時間は朝の8時30分から夕方5時30分までです。

 

クアラルンプール夕方の通勤ラッシュ

マレーシア人スタッフは車通勤が一般的

調査の結果、マレーシア人スタッフは、全員車通勤でした。

マレーシアでは「電車は不便」「低所得者が使うもの」という意識が強いようです。

「電車通勤」に対するイメージもよくないのか、鉄道網が発達してきても「車通勤から電車通勤に切り替えた」という人はあまりいないようです。

また、クアラルンプールの鉄道網はまだ新しく、繁華街以外の駅は周辺の開発はまだまだこれから。

駅ナカや駅周辺に商業施設が多い日本と異なり、駅ナカに簡素な売店しかなかったり、周囲にほとんど何もないような駅もめずらしくありません。

住宅も、駅チカの物件は家賃が高めだったり、周囲の環境が整っていなかったりしますし、そもそも選択肢があまりありません。

 

早めに出社、定時退社で渋滞を避ける

 

マレーシア人スタッフ Rさんの場合:車通勤

家を出る時間 8:00 → 出社 8:20
比較的オフィスに近い場所に住んでいて渋滞もそれほどひどくないそうで、通勤時間は20分のみ。ですが、事故などで渋滞が激しければもっとかかることも。帰宅時に渋滞すると、1時間以上かかることもあるそう。

 

マレーシア人スタッフ Kさんの場合:車通勤

家を出る時間 6:45 → 出社 7:15
渋滞を避けて早朝に出社。いつもオフィスの鍵を開けるのがKさんです。
帰宅時間も遅くなればなるほど渋滞がひどくなるので、5時半にはオフィスを出ます。帰宅はたいてい6時10分ごろ。

 

マレーシア人スタッフ Cさんの場合:車通勤

家を出る時間 7:10 → 出社 7:45
渋滞がひどいエリアに住んでいるため、早めに出社してオフィス周辺やオフィスで朝ごはんを食べるのが日課。帰りも渋滞のため約1時間程度かかるそうです。

 

クアラルンプールを走る通勤電車KTMコミューター

日本人は電車通勤か徒歩通勤

一方、日本人スタッフで車通勤の人はだれもいませんでした。とはいえ、これはオフィスが駅から徒歩圏内で周辺にコンドミニアムがある環境だからこそ。
オフィスが工業団地にあったりすれば、通勤に車はマスト。通勤に車が必須の場合は、社用車を支給する会社も多いようです。

 

日本人スタッフ Nさんの場合:徒歩で通勤

家を出る時間 8:00 →  出社 8:25
オフィスから徒歩圏内のコンドミニアム在住。出勤時間帯はオフィス近くまで行くシャトルバスも出ており、それを利用して出勤している。

 

日本人スタッフ Jさんの場合:電車通勤

家を出る時間 7:15 → 出社 7:55
自宅のコンドミニアムは、クアラルンプールではなく、セランゴール州にあり結構遠め。電車通勤だが、電車の本数が少ないため、早めに出社している。帰りも、電車の時間に合わせてオフィスを出る。

 

日本人スタッフ Tさんの場合:電車通勤

家を出る時間 7:00 → 出社 8:00
マレーシア人スタッフのCさんとほぼ同じエリアに在住。LRTとMRTを乗り継いで通勤している。本数が多いので、通勤に不便はないとのこと。

 

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まとめ

住んだらわかることですが、クアラルンプールはまだまだ車社会です。
すぐ近くに見える場所でも、高速道路で分断されていて徒歩では行けない! なんてことも多いですし、歩道がない場所が多いので、自転車に乗れる範囲も限られます。

とはいえ、住む場所によっては車なしでも生活できます。
できれば、オフィス周辺の公共交通機関の事情がわかってから住宅を決めるのがおすすめです。

「ボンビーガール」でたびたび取り上げられ、注目を集めているマレーシア転職ですが、マレーシアの求人を探す際、「通勤のしやすさ」はとても大事。クアラルンプール中心部以外なら、車通勤が一般的。周囲に住宅が多いエリアなのか、車支給なのかという点は要チェックです。社用車が支給されていて勤務時間外に私用でも使える場合、買い物やレジャーにとても便利。また、車を運転する可能性がある場合は、国際免許書の取得も忘れずに!