マレーシアの首都、クアラルンプールのビル街で、外壁に大きなアートが描かれたビルを見かけたことはありませんか?

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画像提供:CENDANA/AITC – Culture Syok x Bursa Malaysia Berhad

これは、アートを広める活動をしているCENDANA(Cultural Economy Development Agency)とクアラルンプール市役所(DBKL)が共同で行っているアートプロジェクト、「Art In The City (AITC)」。

CENDANAは、地元の芸術と文化に対する意識向上、美術館やアートギャラリーに訪れる人の増加、そしてクアラルンプールの文化的、創造的なハブシティとしての役割を果たすことを目的としています。まずは、屋外のアートで興味をひきつけ、ギャラリーに足を運んでもらおうという、というわけです。

AITC - Dulang Washer & Camera View x PNB
画像提供:CENDANA/AITC – Dulang Washer & Camera View x PNB

AITCでは、マレーシアで著名なアーティストや一般人による14の作品を、ナショナルアートギャラリー、デパートのLot 10(ロットテン)、KLCC近くのアーケード街KL Citywalk など、クアラルンプール市内各所で展示しています。
これらの作品は、1000以上の応募のなかから専門家によって30作品にまで絞り込まれ、一般投票で人気の高かった作品で、最大6カ月間展示される予定です。

9. AITC - Suzi Chua - Gentle Giant
画像提供:CENDANA/AITC – Dulang Washer & Camera View x PNB

さらに、月に一度、アートパフォーマンスやワークショップを開いたり、2019年にはpop-up visual arts fairというイベントも開催予定だそう。

CENDANAの公式ウェブサイトでは、AITCのアートとクアラルンプール市内の美術館やギャラリーをまとめたマップを公開しています。

週末はクアラルンプールでアート巡りはいかがでしょう。

CENDANA公式ウェブサイト