ハイビスカスの花

MM2H専門部署を期間限定で設置、来月3月にも始動

マレーシア政府によって推進されている10年間の長期滞在ビザ(MM2H、Malaysia My Second Home)の手続きに時間がかかっている問題について、マレーシアの観光芸術文化相は2月25日、対策として臨時の専門部署を設置することを明らかにした。

臨時の専門部署は入国管理局と警察を含む複数の政府機関で構成され、3月から7月までの4か月間で手続きが滞っている3727件の申請を処理する予定だ。

MM2Hの手続きは、昨年始めから承認を管轄する権限が観光芸術文化省から内務省に移管。これまでは4か月程度で承認されていたが、昨年9月以降、承認がストップしている状態だ。

承認の遅延により、自動車や旅行、住宅など、MM2Hプログラムでマレーシアに移住する人が消費するはずだった機会損失額は約1億リンギット(27億円)にも上るという。

MM2Hプログラムには、毎年平均して6000件の申請があり、今年に入ってからも新たに668件の申し込みがあった。取得者の多くは中国、日本、バングラデシュ、韓国で、2018年までに131カ国から4万人以上にビザが発行されている。


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