「ミス・ユニバース2019」の世界大会がアメリカのアトランタで12月8日に開催された。
グランプリには南アフリカ代表が輝き、8年ぶりに黒人女性が選出されたことや、ゲイであることを公言しているミャンマー代表などが話題になった。

だが、マレーシアで最も話題なのは、ナショナルコスチューム賞を受賞したのはマレーシアであると間違えて発表されたことから生じた混乱である。

ナショナルコスチューム賞を受賞したのはフィリピンだが、当初、運営側は公式ツイッターでマレーシアが受賞と発表。授賞式でも混乱が起き、マレーシアのメディアも、一時はマレーシアが受賞と伝えていた。

マレーシア代表のナショナルコスチュームは、かつてマレー半島に渡った中華系が、マレーの文化を取り入れて作り上げた「プラナカン」の文化をテーマに、マレーシア人デザイナーのCarven Ongがデザインしたもの。
独特のカラフルな色使いで、マレーシアの伝統的な織物であるソンケットや、ニョニャクバヤに使用する布が使われている。
Carven Ongは、映画「クレイジーリッチ」でも衣装が起用されて注目を集めている。

出典:Malaysia wins Best National Costume at Miss Universe 2019 (Updated)(The Star Online)