●10月13日、イスマイル・サブリ上級大臣兼国防大臣は、自身のフェイスブックページ上で、スランゴール州、クアラルンプール及びプトラジャヤの全域への拡大が予定されている条件付き活動制限令(CMCO)の規制(SOP)の詳細について発表しました(本措置は10月14日午前0時1分から10月27日まで有効。)。

●CMCO対象地域における主なSOPの詳細は、以下のとおりです。2020年10月12日にお知らせした内容(詳細はこちらを御確認ください。)とは、一部内容が異なりますので御注意ください。

1 移動制限関係
〇一世帯につき2名のみ、生活必需品を購入するための外出は可能
〇CMCO対象地域の地区(district)又は州をまたぐ移動の禁止
(例外)
・被雇用者が雇用者からのワークパス又は許可書を所持している場合
・最寄りの警察署からの許可を取得している場合
※クアラルンプール国際空港又はスバン空港を利用する場合や、病気・葬儀のために入出域する場合には警察署の許可を得る必要があります。警察署への申請フォーマットは次のリンクのとおりです。(https://www.rmp.gov.my/docs/default-source/Penerbitan/borang-permit-pergerakan-pkpb.pdf?sfvrsn=2
 ※マレーシア国家警察に確認したところ、マレーシアで勤務している被雇用者がクアラルンプール国際空港を利用して日本に帰国する場合、その旨を記載した雇用者からのレター(check out memo)があれば、警察署の許可は不要とのことです。

2 店舗等の営業時間制限関係
・レストラン、ショップ、屋台、フードトラック、フードコート、キオスク、食料品店、コンビニエンスストア(午前6時から午後10時)
※ダイニング施設での食事も可能。ただし、1テーブルにつき2人まで。
・市場(午前6時から午後2時)
・卸売市場(午前4時から午後2時)
・ファーマーズマーケット(午前6時から正午)
・ナイトマーケット(午後4時から午後10時)
・ガソリンスタンド(午前6時から午後10時)
※高速道路上のガソリンスタンドでは24時間営業が許可されている場合あり
・タクシー、e-hailingサービス(最大2名のみ)、フードデリバリー(午前6時から深夜12時)
・ノンストップバス、高速バス、LRTは通常どおりの運行可能
・診療所・病院(24時間)
・薬局・ドラッグストア(午前8時から午後11時)

3 経済活動関係
〇経済産業部門の活動はSOPに準拠して実施可能
〇漁業、プランテーション、農業、畜産、食品流通に関連する全てのセクターの運営可能
〇全ての空港・港での活動とサービスの運営可能

4 その他活動関係
〇全ての観光、レジャー、レクリエーション、文化活動の禁止(ナイトクラブ・パブ、レクリエーション施設、テーマパーク、屋内の遊び場、映画館などの娯楽活動も禁止)
〇水泳、身体的接触、格闘技、スポーツ/トーナメント(観客の前でのスポーツイベントや競技会、海外からの参加者が参加するスポーツイベントや競技会)の禁止。
(例外)
・個人のスポーツ活動、eスポーツ、非接触スポーツ、10人以下のアウトドアスポーツは可能
〇学校、幼稚園・保育園、私営・公営の高等教育機関の閉鎖
(例外)
・公立高等教育機関(IPTA)、私立高等教育機関(IPTS)の学生が外国の教育機関で試験を受けることは可能
〇展示会等に関連するセミナー、ワークショップ等や式典、誕生会、同窓会、懇親会の禁止
〇会議は非対面式の会議を奨励

●イスマイル・サブリ上級大臣兼国防大臣の発表の詳細については以下を御確認ください。
(10月13日掲載)NSTTV:イスマイル・サブリ上級大臣兼国防大臣の発表ビデオ
https://www.facebook.com/harianmetro/videos/396095131551889/
(10月13日掲載)マレーシア国家警察の補足説明
https://www.facebook.com/161086313901684/posts/3656217591055188/

○今後も、SOPの順守に加え、人混みを避ける行動や、適切なマスクの着用、うがい・手洗いの励行など、基本的な感染症予防対策に努めてください。

●現在、外務省はマレーシアに対して「感染症危険情報レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」を発出しています。詳細は以下を御確認ください。
外務省海外安全ホームページ:マレーシア
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_017.html#ad-image-0
当館ウェブサイトページ
https://www.my.emb-japan.go.jp/itpr_ja/newinfo_31032020.html

○在留邦人、渡航者の皆様におかれては、引き続き、マレーシア関係当局及び各種メディアから、最新の情報を入手するよう努めてください。各州政府が独自の規制を行っている場合もありますので、お住まいの地域の状況について、報道や各州政府ウェブサイト・SNS等を通じ、御自身での情報収集に努めてください。

出典:https://www.my.emb-japan.go.jp/itpr_ja/newinfo_14102020.html