【クアラルンプール】 マレーシア・ハラル開発公社(HDC)は、マレーシアの貿易額が昨年3兆リンギ近くに上ったことから、今年のハラル(イスラムの戒律に則った)製品の輸出高が最大で15%増加すると予想している。
ハイロル・アリフェイン最高責任者(CEO)によると、昨年の輸出高は前年比で63%増加し、590億リンギに達した。ハラル工業団地への投資の増加など、様々な取り組みに支えられ、昨年12月までの工業団地への累計投資誘致額は164億リンギとなった。今年のハラル工業団地の投資誘致額は6億リンギ以上になると予想されている。

ハラル製品の輸出先は70%が東南アジアとアジア太平洋地域向けとなっており、中国からの需要が最も高く、それに米国、韓国、日本、インドネシアの順となっている。今年のハラル製品の需要は、アジア太平洋地域だけで2.8兆リンギに達する見込みだ。輸出品の80%が食品・飲料製品、食品加工・製造向け材料、医薬品・化粧品となっているという。
(エッジ、5月8日)

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