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突然ですが、皆さんはマレーシア雑貨について知っていますか?

タイやバリでは像、猫などをモチーフにした雑貨に出会うことが出来ますが、マレーシア雑貨とは…?

マレーシアとアジア雑貨の通販サイトTropicalTexを運営する松本さんにお話を聞いてみました!


―まず最初にマレーシア雑貨のお店を始めた理由を教えてください。

マレーシアには過去2回長期滞在をして、気候やのんびりとした気質が好きになりました。

でもマレーシアはタイやバリに比べるとそんなにメジャーではない。

日本人にマレーシアのことを知ってもらいたい、マレーシアのものを紹介したいという気持ちで始めたのがきっかけです。

 

―お店で取り扱っている商品にはどのようなものがありますか?

当店で主に扱っているのはバティックで作られたスカーフや衣類、バッグなどです。

バティックとは、ろうけつ染めという手法で作られた布のこと。

バティックが特に有名なのはインドネシア。

緻密な作り方に加えて独特の多様な柄と色にファンが多いことと、それが生活や文化と密接に結びついているから。

長い歴史を持っていることもあり、世界中に多くのファンがいます。

マレーシアの方が歴史は浅く、そのためインドネシア側が「パクるな!」と怒ったりして、バトルが起きたこともあったようですね。

ただ、歴史が浅い分逆に新しいことができると思っています。

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キャンバス製のトートバッグ。真ん中にコットンのバティックをあしらってあります。

他にもニョニャサンダルと呼ばれる伝統技術を用いたサンダルや、綿の記事に金や銀の糸で刺繍を施したソンケットという布地も販売しています。

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マラッカで作られているニョニャサンダルは母から娘、さらにその娘へと修理しながら何代も使うこともあるとか!
マラッカでは定番のお土産とのこと。
キラキラのビーズが女心をくすぐります!

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綿の生地にに金や銀の糸で刺繍を施したソンケット。なんと刺繍は手作業!
古くは王族が着ていたとされる伝統ある布地です。

 

―商品の買い付けはどのあたりでされているのでしょうか?

お店で取り扱っているのは主にクアラルンプールとペナンで買い付けたものです。

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買い付け先の1つ、クアラルンプールにあるBatik Boutique。
ナチュラルな雰囲気が素敵です。

また、マレーシアの田舎には伝統的な技術はあってもそれを上手くマネタイズ出来ていない人達が多く存在します。

そんな人たちのために訓練センターを作り、「世界のマーケットでも通用するものをものを!」という目標の元立ち上げられた組織もあって、当店では一部そこから仕入れたものも取り扱っています。

 

―マレーシア雑貨界でも新しい風が吹いているんですね…!
 そんなマレーシア雑貨の魅力とは何でしょうか?

やはり鮮やかな色使いですね。
ただ、日本人の感性からするとすこし派手かも…。
そこが良さでもあり、日本の方をターゲットにした時の難しさでもあります。

 

―おすすめの商品を教えてください。

一押しはやはりバティック製品。

その中でも環境に優しいマンゴスティンの葉で染めたシルクのスカーフは特におすすめです。

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きれいなピンクが鮮やかなバティックのスカーフ。

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マンゴスティンの葉で染められたスカーフはこちら。
綺麗で環境にも優しいなんていいことずくめですね!

―最後に、お客様に何かメッセージがあれば是非!

まだ始めたばかりのお店ですが、今後もっと商品を増やして充実させていく予定です!

また、仕入れたバティックでオリジナルグッズも作っていきたいと思っているので、ホームページにも遊びに来てくださいね!

 

取材を終えて

ちょっと派手で、でもどこか優しい雰囲気のマレーシア雑貨。

マレーシア雑貨についてもっと知りたい方は、松本さんのお店、TROPICALTEXをガンガンチェックしちゃいましょう!

松本さん、ありがとうございました!