【ペタリンジャヤ】 イスマイル・サブリ・ヤアコブ首相とシンガポールのリー・シェンロン首相は8日、両国間の入国規制を緩和し、29日付けで入国時の隔離を免除するという共同声明を発表した。ワクチン接種を完了したマレーシア人、シンガポール人が対象。
29日よりクアラルンプール国際空港(KLIA)とシンガポール・チャンギ国際空港に「ワクチン接種完了者向けトラベル・レーン(VTL)」を設置し、新型コロナウイルス「Covid-19」検査を受けるだけで往来を可能にする。陸路についても別途VTLの導入を検討しているという。
マレーシアではランカウイの「トラベルバブル」で海外観光客の受け入れを再開しているが、VTLはランカウイ以外の地域に海外観光客を受け入れる、パンデミック後初の試みとなる。また、シンガポールは10月27日付けでマレーシア人の入国について隔離期間を10日間に短縮するなど、入国規制緩和を段階的に進めている。
(フリー・マレーシア・トゥデー、マレー・メイル、11月8日)

参照元URL:https://www.asiainfonet.com/2021/11/10/02-339/