【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 カイリー・ジャマルディン保健相は27日、5月1日付けで適用される新型コロナウイルス「Covid-19」の感染拡大防止に向けた最新の標準的運用手順(SOP)を発表。▽マスク着用▽ソーシャル・ディスタンス▽「MySejahtera」チェックイン▽陽性者の隔離▽海外からの旅行者――に対するこれまでの規制を大幅に緩和した。「ネガティブ・リスト」に掲載され禁じられていた経済活動についても5月15日付けで制限を撤廃する。
マスク着用については、5月1日付けで▽オフィスビル▽ショッピングモール▽エレベーター▽公共交通機関(バス、鉄道、配車サービス)▽教室――では、これまで通り義務化を継続する。ただし食事、単独でのトレーニング、舞台でのスピーチやパフォーマンスでは免除する。
一方、屋外については、▽住宅やオフィスビルの外▽バス停▽公園・広場▽屋外歩道・橋――などでは着用を任意とするが、屋外でも人が密集する場所ではマスク着用を奨励する。
ソーシャル・ディスタンスの規制はなくなるが、マスク着用を奨励する。
建物に入る際の情報アプリ「MySejahtera」のチェックインは不要となる。「感染リスク高」と判断された者と在宅監視命令(HSO)を受けた者以外は、ワクチン接種の有無に関わらず建物に入ることが許可される。
陽性者の隔離規定については、これまで通りに7日間の隔離が求められるが、4日目のRTK-Ag検査で陰性だった場合にはその時点で隔離は終了となる。
海外からマレーシアに到着した旅行者については、「MySejahtera」で事前申請する「旅行者カード」は全ての人が必要となるが、到着前48時間以内のRT-PCR検査陰性証明と到着後24時間以内のRTK-Ag検査は、ワクチン接種完了者と12歳以下の子供の場合には不要となる。到着後の5日間の隔離は、ワクチン未接種及び接種が完了していない人のみ求められる。またこれまで入国者に求められていた旅行保険の加入要件は廃止される。

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