【クチン】 価格比較サイトを運営するiプライス・グループの調査によると、マレーシアのECサイトにおける電子商取引通信量の71%がショッピー、ラザダが18%、PGモールが9%となり、ショッピーの人気が変わらないことが明らかになった。
特にショッピーは、食事デリバリー「ショッピー・フード」を開始、食券や無料配送を提供をスタートした。ラザダは中国語オプションを追加するなど、機能強化やキャンペーンに力を入れ、オンラインで商品を購入する人々を取り込み、売上とアクセス数の両方を増加させたという。
マレーシア・タイ・ベトナムでは、PGモール(マレーシア)、セントラル・オンライン(タイ)、ティキ(ベトナム)がトップ3にランクインした。PGモールは国際間取引のJDワールドワイド(京東国際)と提携し、国内販売業者の商品を中国市場にも展開可能にしたため、マレーシア国内で最も知名度の高い企業となったという。
電子商取引サイトに対するフェイスブックユーザーの反応に関する調査結果では、マレーシア人はショッピー・ラザダ・PGモールに関する投稿に最も関心を寄せており、ソーシャル・エンゲージメント(投稿に対する反応)のうち44%を占めたが、ベトナム人は36%、タイ人は20%となった。10月時点のマレーシア全人口に占めるフェイスブック利用者は、87.2%と言われており、マレーシアで電子商取引関連の発表やイベントを告知するにはフェイスブックが重要な役割を果たすことが示されたという。
グーグルが今年発表した「イーコノミーSEAレポート2021」によると、東南アジアのインターネットユーザーの10人中8人がデジタル技術を活用する消費者であり、インターネットユーザーのうち、タイ人の90%、マレーシア人の81%、ベトナム人の71%にオンラインショッピングの経験があるという。
(ボルネオ・ポスト、11月26日)

参照元URL: https://www.asiainfonet.com/2021/11/30/04-352/