チャイナタウンにあるレトロな雰囲気満点のバー
「スピークイージー speakeasy」と呼ばれる隠れ家的なバーが2000年始め頃から世界的に増え始めています。
「スピークイージー」とは、アメリカの禁酒法時代に違法にアルコールを販売していた場所が由来なのですが、入口がわかりにくいというコンセプトが受けて世界的に流行中。クアラルンプールでもここ数年どんどん増えていますが、その中でも有名なのがPS150です。
英字誌『Time out Kuala lumpur』の読者が選ぶ「ベストカクテルバー 2018」にも選ばれたほか、2018年3月にはテレビ朝日の番組『陸海空 地球征服するなんて』で、バッドナイス常田が同店を訪れたことも。
観光地であるチャイナタウンの外れにあり、PS150のPSは、チャイナタウンのメイン通り「ぺタリン・ストリート」を意味しています。
隠れ家バーなので、入口は一見、昔ながらの駄菓子屋さんのようになっていて、バーとはわかりません。とはいえ、マレーシア人にも非常に人気が高い店舗なので、金曜日などは人だかりができていてすぐにわかるはず。
店内は古き良き上海の街をベースにしており、昔と今が調和しているような雰囲気です。
部屋ごとに雰囲気が違い、「アヘンを吸う場所」を意味するオピウム・デン(Opium Den)と呼ばれる空間があったりとユニーク。
各時代へのオマージュが込められたレトロなカクテルたち
PS150はカクテルにこだわりがあり、「時代ごと」にカクテルを分けています。
カテゴリーは5つあり、ヴィンテージ(1850s-1910s)、クラシック(1920s-1930s)、ティキ(1940s-1960s)、ディスコ (1970s-2000s)、モダン(2000s-現在)。
ちなみに、「ティキ」とはアメリカ西海岸発祥の言葉でハワイアン・ムーブメントを意味する言葉だそうです。
画像:左から「Lychee No.33」「Salty Nihon-San」「PS150 Bao」
PS150のカクテルの特徴は、東南アジアのテイストを取り込んでいること。
スターンダードなカクテルもあるのですが、東南アジアの食材などを使ったオリジナリティあふれたカクテルが人気です。
カクテルの種類はかなり多く、しかも、新鮮味を持たせるために3カ月ごとにメニューをリニューアルしています。
ユニークなフードメニューもあります。
※カクテルの価格は20~40リンギット(約560円~約1000円)
店舗名 | PS150 |
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住所 | Ground Floor, 150, Jalan Petaling, 50000 Kuala Lumpur, Malaysia |
営業時間 | 日&月:18:00-1:00、火-土:18:00-2:00 |
電話番号 | +603-7622 8777 |
アクセス | MRT/LRTパサール・セニ(Pasar Seni)駅から徒歩3分 |
※金、土、祝前日はドレスコードがあり、ビーチサンダなどは不可
公開日:2019年3月7日