マレーシアってどんな国

≪マレーシアの概要≫

南シナ海をはさんでマレー半島とボルネオ島北部にまたがるマレーシアは、陸地の60%を熱帯雨林が占める非常に自然豊かな国です。首都クアラルンプール等の都市部では目まぐるしい発展が続いており、近代的な高層ビル群やショッピングセンターなどが立ち並んでいます。
高速道路や鉄道などのインフラも次々と整備され国全体の近代化が急速に進んできています。その他にも、世界的に有名なペナン島やランカウイ島などのリゾート地、ジョージタウンやマラッカといった世界遺産などもあります。 多民族が調和し、独自の文化を持つマレーシアには、東南アジアの魅力が凝縮されていると言えるでしょう。

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≪マレーシアの基本情報≫

◇民族構成

マレーシアのおおまかな民族構成は、マレー系60%、中華系30%、インド系が10%となっています。
クアラルンプールやジョージタウン等の都市部では、中華系の割合が高くなり、地方部ではマレー系の割合が高くなります。

◇使用される言語

マレーシアでは民族によって話す言語も大きく違います。例えば、マレー系ならマレー語、中華系なら中国語(広東語がメイン)、インド系はタミル語等を話します。そして、皆共通して話すのが英語です。イギリス領だった頃の名残から現在でも広く英語が使われています。

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◇宗教

マレーシアの国教はイスラム教です。街中でも多くのイスラムの衣装をまとった人々を見ることができます。また、街のいたるところにモスクが見られます。他にも、儒教、ヒンドゥー教、キリスト教等、様々な宗教がマレーシアにはあります。

◇治安

マレーシアの治安は東南アジアの中では比較的良く、安定しています。しかし日本と比べると、街中でのスリやひったくりなどの犯罪は多いので注意が必要です。
トラブルを避けるためのポイントは以下の5つです。

1)夜はなるべく1人で出歩かない
2)派手・露出の多い服装を避ける
3)夜に1人でタクシーに乗らない
4)常に注意を払いながら歩く
5)賭け事の誘いに乗らない

やはり、いかに現地の人達のように振る舞うか、という事が大事になってきます。マレーシアではイカサマ賭博も流行っており、賭けトランプゲームに参加し、お金を巻き上げられる観光客が増えています。上の5つのポイントをしっかりと守って、トラブルに巻き込まれる可能性をできる限り低くしましょう!

◇天気

マレーシアの気温はおおまかにみて、最高気温が約33℃、最低気温が約25℃ほどです。湿度はあまり高くないので、真夏の日本よりも少し過ごしやすい、と感じる人が多いと思います。また、マレー半島西海岸(クアラルンプール、ペナン島等)は3月~5月、10月~12月が雨季となりますが、雨量は少なく毎日夕方に1~2時間ほどのスコールが降るといった感じです。また、乾季の時期も週に1,2回は雨が降ります。
どちらも、旅行するにはあまり影響はありません。

◇ビザ

日本国籍で観光目的で90日以内の滞在ならビザは必要ありません。ただし、パスポートの残存期限が入国時に6か月以上あること、出国用の航空券を所持していることが条件になります。また、ビジネスや長期滞在者向け用など、目的に応じで多種多様なビザがあります。

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◇日本との時差

日本との時差はマイナス1時間です。日本が正午のとき、マレーシアは午前11時になります。また、マレー半島とボルネオ島の間には時差はありません。
サマータイムについては、マレーシアは採用していません。日本と同じシステムです。マレーシアの時間・時差について要約をすると以下の2点になります。

1)日本時間-1時間=マレーシア時間
2)サマータイムなし

◇通貨

マレーシアの通貨単位はリンギット(RM)とセント(¢)があり、RM1=100¢となります。稀にマレーシアドルと呼ばれることがありますが、USドルと紛らわしく、旅行者が騙されてしますトラブルもあるので、常にリンギットで確認をしましょう。またレートはRM1=30円ほどとなっています(2013年9月現在)