マレーシアの伝統的手工芸品がお手頃価格、バティック体験教室も!
マレーシアの伝統的な手工芸品に興味がある方にオススメなのが、ジャディ・バティック・ギャラリー(Jadi Batik Gallery)。
クアラルンプールの中心部にありアクセスしやすいうえ、品揃えが豊富で、値段もお手頃。買うだけでなく、バティック(ろうけつ染め)を自分で体験することもできます。
バティックの他にも、ソンケット(金糸や銀糸を織り込んだ布)やピューター製品(スズを主とした合金を加工したもの)などマレーシア伝統の手工芸品が並んでおり、種類やデザインも豊富。価格も手頃で、生地のみの購入も可能です。
マレーシア土産として大人気のナマコ石鹸も売っています。
マレーシアの伝統工芸、バティック、ソンケット、ピューターとは?
バティックとはろうけつ染で模様を描いた布のこと。
ろうけつ染とは布にロウで模様を描いて染色する技法で、ロウでコーティングされたか所以外が染まります。
インドネシアもバティックが有名で、世界無形文化遺産に認定されています。
マレーシアとインドネシアのバティックでは模様や色彩などが異なるので、比べても楽しいですよ。
バティックの布自体はもちろん、衣服やスカーフ、ぬいぐるみなど多様なバティック製品があります。
ソンケットとはマレーシアの伝統的な織物で、金糸や銀糸を織り交ぜたきらびやかな絹織物のこと。結婚式などの礼服として使われており、スルタン(マレーシアの各州に存在する王様)の正装にはソンケットが使われています。
最近では、ソンケットで作られたクラッチバックやお財布なども人気です。
ピューターの日本名は「白目」。錫(スズ)を主成分とし、銅や鉛を混ぜた合金です。
加工しやすいのが特徴で、古くはヨーロッパでコップや皿などの食器や燭台などに使われていました。
マレーシアのイポー(Ipoh)には、「マラヤン・ティン・ベルト(Malayan Tin Belt)」という世界最大のスズ鉱山があり、マレーシアはかつてピューター一大産地として世界的に知られていました。そのため、ピューターの加工技術が発達し、いまでもマレーシアのピューター製品は人気が高いのです。
バティック作りを体験してみよう、見学は無料
ジャディ・バティック・ギャラリーではバティック制作の体験教室にも参加できます。
体験教室は毎日午前10時からと、午後2時から、2回開催されています。
コースは4つあり、コースごとに費用と所要時間が異なります。
①スタンダード(四角い布を染めるコース)
料金:コットン 60リンギット(約1600円)、シルク 80リンギット(約2100円)
所要時間:60~90分
②スカーフ
料金:コットン 120リンギット(約3200円)、シルク 150リンギット(約4000円)
所要時間:90~120分
③パレオ(腰に巻き付ける四角い布)
料金:コットン 200リンギット(約5400円)、シルク 250リンギット(約6700円)
所要時間:120~150分
④Tシャツ(コットン)
料金:80リンギット(約2100円)
所要時間:60分ほど
※見学は無料
店舗名 | ジャディ・バティック・センター Jadi Batik Centre |
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住所 | 30, Jalan Inai, Off Jalan Imbi, Kuala Lumpur |
電話番号 | +60 3 21451133 |
営業時間 | 9:00~17:30 無休 |
公開日:2019年3月8日