・10月12日、マレーシア国家災害管理庁(NADMA)は、マレーシア入国後の隔離措置に関し、従前の「政府指定隔離施設での隔離」か「プレミアムサービスを提供するホテルでの隔離」かを、入国者自らが選択できるよう、以下のとおり規定を変更しました。

(1)マレーシア政府は、2020年7月24日以降に海外からマレーシアに入国する者に対し、政府指定の隔離施設にて隔離を行うとともに、その全額を自己負担することを規定していた。

(2)PUS(Person Under Surveillance、監視対象者=マレーシアに入国する者)は、マレーシア到着日に、隔離施設として官報告示されている施設にて隔離されるか、プレミアムサービスを提供するホテルにて隔離されるかを選択することができる。そのため、PUSは、マレーシア入国3日前に、MySejahtera隔離申請(※1)を介して、隔離施設を自ら選択する必要がある。

(3)プレミアムサービスは、マレーシア国際空港(KLIA)からホテルへのリムジンサービスに加え、より多くの食事オプションを含む、より快適な隔離を行うためのオプションサービスである。プレミアムサービスを選択するPUSは、交通費を含むホテルが提供する全隔離費用を負担する必要がある。プレミアムサービスを提供するホテルのリストは、NADMAポータル(※2)に掲載されている。現時点で掲載されているホテルは以下9施設。
(セランゴール州)
  ・Marriot Putrajaya
  ・Sama-Sama KLIA
  ・Dosset Subang
  ・Hilton Petaling Jaya
  ・Hilton Garden In Puchong
       (クアラルンプール)
  ・Grand Millinium Bukit Bintang
  ・Istana KL
  ・Impiana KLCC
  ・Swiss Garden KL

(4)プレミアムサービスを提供するホテルの予約は、マレーシア入国前に、PUS自らが行う必要があり、PUSは、KLIAに到着した際にはその予約証明を提示する必要がある。(KLIA到着時にプレミアムサービスを提供するホテルを予約することは、遅延が発生する恐れがあるため、推奨されない。)

※1 MySejahtera隔離申請サイト(以下サイト中のQRコードで登録可能)
http://www.nadma.gov.my/info/pendaftaran-kemasukan-ke-malaysia

※2 プレミアムサービス提供ホテルリスト(隔離費用は各ホテル・コースにより異なりますので、各ホテルに直接お問い合わせください。)
http://www.nadma.gov.my/component/sppagebuilder/?view=page&id=190

※3 NADMAへ支払う必要のある固定費(2600リンギット)は従前のとおり発生します。今回のプレミアムサービス利用により影響を受けるのは「宿泊費」の部分のみです。
(例:隔離14日間にかかる費用)
政府指定施設:2600 + 150×14 = 4700リンギット
プレミアム(1泊500リンギットの場合):2600 + 500×14 = 9600リンギット

出典:https://www.my.emb-japan.go.jp/itpr_ja/newinfo_14102020A.html