【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 在日マレーシア大使館農務部(マレーシア農業・食品産業省、 MAFI)一等書記官のファミ氏の呼びかけにより、輸入食品の卸やPB商品開発を行うテックイノベーション株式会社(本社・東京都杉並区)と、マレーシア食品の輸入や企画・マーケティングを行うSDインペックス・ジャパン(本社・名古屋市中区)が協力覚書を締結した。
協力覚書の下で▽マレーシア食品の販路拡大、販売戦略の強化、新商品の市場参入など、日本におけるマレーシア食品の流通拡大を目指す▽大阪・関西万博開催を追い風にした新型コロナウイルス後の急速なインバウンド復活を見越し、世界中のムスリムに向けた「日本のハラル食品」の企画・開発を行う▽訪日ムスリムだけではなく「日本から世界のムスリム」に「日本のハラル商品」の流通拡大を目指す▽ルックイースト政策40周年を迎える2022年を皮切りに、短期・中長期での戦略として民間企業の協力体制を構築することで、新型コロナウイルスの収束が見えない中においてもフレキシブルに事業を展開し、日本とマレーシア間の双方向における更なるビジネス促進ーーを目指す。具体的には▽マーケティング情報の共有▽商品選定等に関するアドバイス▽ハラルに関する知識の共有▽ハラル商品の共同開発ーーを行う。
MAFIのこれまでの取り組みとして、マレーシアの複数の食品メーカーの商品を日本市場向けのブランド「マイキッチン」として1つのブランドにまとめ、2021年に日本市場に参入した。SDインペックス・ジャパンは、今後もMAFIのバックアップを受け、商品の拡充ならびにブランド認知拡大を目指す方針だ。

参照元URL: https://www.asiainfonet.com/2021/12/16/02-365/