【クアラルンプール】 コンビニを運営するマイニュース・ホールディングスは、主力の「マイニュース」ブランドから韓国のコンビニブランド「CU」の出店に軸足を移しているが、移行に時間がかかっていることから厳しい状況が続いている。
マイニュースは今年度中に「CU」店舗を150ー160店舗オープンする計画だったが、今年度第1四半期(2021年11月ー2022年1月期)中に40店舗増えたものの61店舗にとどまっている。一方で「マイニュース」店舗の閉店は新型コロナウイルス「Covid-19」パンデミックが始まってから90店舗に上っており、今年度第1四半期は24店舗が閉店し、20店舗がさらに閉店する見込みだ。
2021年10月末締め通年決算では、売り上げは19.4%マイナスの3億9,437万リンギにとどまり、赤字は前年度の1,590万リンギから4,997万リンギに大幅拡大した。第1四半期の売り上げは前年同期比41.3%増の1億3,944万リンギに改善したが、コスト増の影響で884万リンギの赤字となった。
前年度末時点での店舗数は新規オープンが45店舗にとどまった一方で53店舗が閉店となったため、前年度末時点から8店舗減って534店舗となった。
CGS-CIMBリサーチは、「CU」ブランドのプロモーションや最低賃金引き上げ、減価償却費拡大により、マーケティングコストが高止まりしていることから、「CU」拡大計画が軌道に乗るのに2年かかると予想している。
(ザ・スター、3月30日)

参照元URL: https://www.asiainfonet.com/2022/03/31/03-429/