クアラルンプール:マレーシアの2022年のインフレ率は、2021年の2.5%に対して3.3%に上昇し、指数ポイントは昨年の127.2に対して2021年の123.1となりました。マレーシア統計局(DoSM)が発表しました。

主任統計官のムハンマド・ウジル・マヒディン氏は、増加は主に食品と飲料(5.8%)、レストランとホテル(5.0%)、交通(4.7%)、家具、家庭用品、定期的な家庭のメンテナンス(3.5%)によって引き起こされたと述べました。

ムハンマド・ウジル氏は、「2022年のインフレの上昇は、主要な商品価格の上昇、米ドルの主要通貨に対する強化、およびロシアとウクライナの地政学的緊張に伴っています。

「食品と飲料のすべてのサブグループで、2.9%から8.6%の上昇が記録されました。

また、洪水や土砂崩れなどの出来事が農産物の供給にも影響を与え、食料供給の不足と価格上昇を引き起こしました」と彼は本日の声明で述べました。

ムハンマド・ウジル氏によると、2022年4月に隣国からの国際観光客向けに観光業界が再開されたことは、レストランとホテルのインフレに影響を与えました。昨年は0.4%に対して5.0%の増加があり、2022年の最も高いインフレは4.7%で報告されました。

「これ(8月の最も高いインフレ率)は、2021年の低いベース効果によるものです。国民の幸福と経済回復パッケージ(Pemulih)の一環として2021年7月から9月まで国内消費者に与えられた電気料金割引の結果です」と彼は付け加えました。

ムハンマド・ウジル氏は、2022年のインフレ率には娯楽サービスと文化(2.3%)、その他の商品とサービス(2.0%)、住宅、水、電気、ガス、およびその他の燃料(1.8%)も寄与していると指摘しました。

CPIバスケット内のほとんどの項目が上昇したにもかかわらず、17.0%の項目が減少または変わらず、それが間接的にインフレを緩和したことに触れました。

「価格が下落した商品にはショウガ(-15.7%)、ランブータン(-3.9%)、ベルト(-3.6%)があります。一方、ライトレールトランジット(LRT)の運賃、下水道料金、雑誌は変わらないままでした」と彼は述べました。

ムハンマド・ウジル氏はまた、2022年の交通におけるインフレは、2021年の11.0%に比べて4.7%の増加にとどまりました。これは、個人用交通機器の運営のサブグループが2021年の14.1%から5.8%に緩和されたためです。

「これは2021年3月にRON95無鉛ガソリンの天井価格が1リットルあたりRM2.05に設定されたことによる低いベース効果の終了に起因します。

2022年のRON95無鉛ガソリンの平均価格は、年間1.1%(RM2.05)増加し、2021年の21.2%(RM2.03)に比べて増加しました。

それにもかかわらず、RON97無鉛ガソリンの平均価格は2021年のRM2.65に比べてRM3.97まで大幅に増加しました」と彼は述べました。

一方、ムハンマド・ウジル氏は、燃料を除くインフレ(RON95無鉛ガソリン、RON97無鉛ガソリン、およびディーゼルを除くすべての商品とサービス)は、2022年に3.2%に上昇し、2021年の1.2%に比べて増加したと述べました。

「新鮮な食品や物価の変動しない商品とサービスを含まないコアインフレーションは、前年の0.7%に比べて3.0%に増加しました」と彼は付け加えました。

ムハンマド・ウジル氏は「州レベルでのインフレについてすべての州でインフレが上昇し、3.3%の全国インフレ率を上回る増加が3つの州で記録された。」と述べました。

マレーシア統計局(DoSM)によると、最も高い増加率は連邦直轄区(FT)のプトラジャヤ(7.3%)、セランゴール(4.2%)、およびジョホール(3.4%)であり、一方でラブアン連邦直轄区は最も低い増加率の2.4%を記録しました。

食品と飲料のインフレ率では、プトラジャヤが最も高い増加率の7.7%を記録し、セランゴール(7.4%)、ジョホール(6.1%)、ペナン(6.0%)が続きます。他の州では、2022年の全国の食品と飲料のインフレ率である5.8%を下回る増加率が見られたと彼は述べました。

「これは、マレーシアへの肥料や小麦などの食品原料の輸出国であるロシアとウクライナの地政学的緊張による、鶏肉、卵、油の価格上昇に起因します」と彼は付け加えました。

(TheStar 5月17日)
参照URL:https://www.thestar.com.my/business/business-news/2023/05/17/malaysia039s-inflation-rises-to-33-in-2022