今週末、12月8日(土)の午後1時から6時まで、マレーシアのクアラルンプール市内中心部において、国連の人種差別撤廃条約(ICERD)関連の集会が開催される。一部報道では50万人規模になるともされており、在マレーシア日本大使館では在馬邦人に注意を呼び掛けている。

場所は、クアラルンプール市内中心部のムルデカ広場(Dataran Merdeka)、およびその周辺道路など。
当初、条約加入に反対する集会が企画されていたが、マレーシア政府が加入しないとの決定を発表したため、加入反対派の勝利を祝う集会に変更された。

日本大使館は、集会予定の周辺には近づかない、集会に遭遇したら速やかにその場を離れる、最新情報を収集して安全を最優先とした行動に留意するなど注意を呼び掛けている。
また、当日は交通規制や公共交通機関の遅れなども予想される。

相反する二つの集会が同じ日に開催へ

一方、地元英字紙のThe Star によると、セランゴール州のペタリンジャヤ(Padan Timur)では、マレーシア人権委員会(Human Rights Commission of Malaysia 、Suhakam)主催の世界人権デーを祝う集会が予定されている。時間は午前9時から午後3時で、参加者は3000人程度と見込まれている。

出典:Two big rallies set on same day(The Star)