マレーシアで資産運用に挑戦 鈴木さんのケース①
マレーシアなど海外で働き、長期で海外生活を送りキャリアを積む人がより一層増えています。お金のことはしっかり管理したいものですが「誰にどのように相談したらいいの?」。という悩みをもつ鈴木さんが、初めて柏村さんに資産形成の相談をしてみます。
鈴木:柏村さん!
マレーシアで働き始めてからしばらく経ち、色々落ち着いてきたので、改めて将来のことを考え始めたんです。それで、とりあえず柏村さんに将来のためのお金の相談をと思ったんですが、私みたいな人が相談しても大丈夫なんでしょうか!?
柏村:私みたいな人っていうと?(笑)
鈴木:資産運用というと富裕層しか相手にしませんというイメージがあって、私みたいなOLなんて取り合ってくれるのかなと思って・・・。
柏村:資産運用という言葉は確かに敷居の高さを感じさせるかもしれないですよね。
実は、今後の準備を考え貯めようとしている人には、資産運用ではなく資産形成という言葉を最近は使うようにしています。
これから貯めていきたい、、、という今後の資産形成をしようとしている方ももちろんサポートしていますよ!
鈴木:それを聞いてホッとしました。
私の場合は“積み立て型”を考えていたのですが、大丈夫ってことですね。良かったです!
あんまり細々とやってもしょうがないと思いますし、とは言え運用貧乏にはなりたくないのですが、積み立て額の感覚はどれくらいで考えれば良いのでしょうか?
柏村:積み立てだけの話をすれば4万円程からになりますね。
金額のことはもちろん大事なのですが、時間を十分に掛けられるということはより重要です。時間をかけることができればそれほど大きい積立額は必要ありません。
鈴木:4〜5万円なら私でもできるかもしれません!
鈴木:私みたいなOLでも資産運用ができるということはなんとなく理解できたのですが、まず何をすれば良いのでしょうか?
柏村:まずは自分を知ることが重要だと思います。
鈴木:自分を知るというと、、、つまり自己分析ですね!?
柏村:ちょっと大げさですがその通りですね!
将来の準備は資産運用・形成だけで完結するものではありません。普段の出費の最適化・浪費の排除、キャリアアップ・自身の所得向上など、複数の側面で考えていくことが重要です。
他にも、何歳にリタイアしたいのか、将来的にどの国に住みたいか、現在・将来の家族構成など、様々な要素が影響することになります。
鈴木:自己分析って将来の深刻な問題に向き合うという意味では逃げ出したくなります(笑)
柏村:あまり深く広く考え出すとキリがなくなるかもしれませんよね(笑)
実際はおっしゃる通りで、不確定の将来を考えすぎるのもナンセンスかもしれません。ある程度の自己分析が済めば、結局は「ある程度の資産形成をする必要がある」というある種ぼんやりとした結論にたどり着きます。
きちんとお金を貯められていれば、将来の課題の多くを解決することができますからね。
鈴木:なるほど。確かにお金がそれなりにあれば、将来発生するかもしれない大体の問題は解決できそうな気がします・・・。
自分のことをある程度理解した上で、その延長線上で私に向いている積み立てプランを柏村さんが考えてくれるということですね!
柏村:はい、鈴木さんのご状況に関して色々お伺いしつつ提案をさせて頂きます!
(最終更新日:2021年7月12日)
◆著者プロフィール
柏村信光
通称かっしー。「Infinity Financial Solutions」のファイナンシャルアドバイザー。マレーシア・日本人商工会議所(JACTIM)の編集長&副広報委員長。マラヤ大学アジア・ヨーロッパ研究所卒。在馬歴14年。
金融庁公認のファイナンシャルアドバイザーとして、海外駐在員やリタイアメント・長期移住、母子留学や海外就職の方々など、それぞれの状況や課題に沿った資産運用・保険のサポートを行う。
◆当連載について
柏村メッセージ:海外在住の今、改めて自身の将来設計について考えてみませんか?海外在住の立場として、将来様々に変わり得る生活に合わせた準備をすることができます。オフライン・オンライン、どちらもで対応可能ですのでお気軽にお問合せ下さい!