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≪街中が赤一色の旧正月(Chinese New Year)≫

中華系マレーシア人にとって一大イベントである旧正月。中華系にとって、正月といえば新暦ではなく旧暦の正月のことをさします。マレーシアで旧正月は祝日にも定められており、多くの中華系マレー人は故郷に戻り、家族とお正月を祝います。旧正月中は街中が赤ちょうちんと桃の花のデコレーションがみられ、爆竹もなってお祭り気分一色になります。

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≪マレーシアだけ!?旧正月料理「イーサン(魚生)」≫

旧正月近くなると、マレーシアのレストランには日本でいうところのおせち料理であるイーサン(魚生)がメニューに登場します。実はマレーシアとシンガポールでしか食べられないという、地域限定、期間限定のお料理です。

イーサンの食べ方はとってもユニーク。一つの皿に盛られた麺と具材を家族や会社の人などで集まって、みんなで一斉に混ぜ合わせて食べます。健康長寿、商売繁盛、家内安全を願って、できるだけ高く箸を持ちあげて混ぜながら食べるのがポイント。中華系レストランだけではなく、日本料理店でも「和風イーサン」メニューを見つけることができるので、ぜひチャレンジしてみては?

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≪旧正月前のセールス期間が狙い目!≫

旧正月にあわせて、多くのショッピングモールが旧正月の前に大安売りをします。
商品もお祝いごとの色である「赤」のアイテムが多く並べられます。これはマレー系、インド系、中華系に関係なく、どのお店でも特別セールを行っています。なので、お買い物に行くときはぜひ旧正月前がおススメです。

各ショッピングモール内では旧正月にちなんだ出店がされたり、モール内を獅子舞が練り歩くなど様々なイベントが開かれます。モール内も赤ちょうちんや桃の花で飾られるので、買い物だけではなく、各ショッピングモール内のデコレーションも楽しめます。

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KWC Fashion Mallの獅子舞
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ショッピングモール内にお店が!

≪旧正月の注意点≫

街中が赤一色に染まり、お祝い気分が高まる旧正月。ただし、一つ注意点があります。
それは旧正月中の営業時間。
多くのお店が旧正月休み中に店を閉めてしまうため、この期間はマレー系かインド系のレストランとお店しかあいていません。クアラルンプールなどの大都市では、中華系マレーシア人が減って少し街中がさみしくなります。
また多くの人々が旧正月にあわせて帰郷するため、地方に観光に行く場合は道路が混んだり、人がいっぱいでゆっくり観光できないことも。

買い物や観光をするならぜひ旧正月の前をねらいましょう。

ちなみに、2015年は2月19日、2016年は2月8日が旧正月となります。