ペナンのストリートアートのみどころ-アーネスト・ザカレビッチ氏の作品
「東洋の真珠」とも呼ばれる、ペナン島。その端に位置する歴史ある町、それがジョージタウンです。
世界文化遺産にも登録されたジョージタウンのミックスカルチャーな街並みは一見の価値あり。
また「インスタ映えポイント」の宝庫であるジョージタウンでは、さまざまなのストリートアートが街を彩り、観光客に人気です。
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アーネスト・ザカレビッチ氏とは?-ペナンのストリートアートの火付け役
今回は、ジョージタウンのストリートアートの火付け役的存在である、アーネスト・ザカレビッチの作品をご紹介します。
アーネスト・ザカレビッチ氏は、リトアニア出身のアーティスト。
幼い頃から新聞にクレヨンで落書きをしてたそうです。
11歳の時からアートスクールで学び、ロンドンに留学してファインアート学士号を取得。
2012年に開催された、ジョージタウンの世界遺産登録を祝う「George Town Festival 2012」で、発表されたストリートアートで一気に有名になりました。
世界各地で壁画アートの制作をしていますが、マレーシア国内では、クアラルンプール、イポー、ジョホールバル、クチンなどの街でも壁画を描いています。
その町の人々の生活や文化に寄り添った作品が数多く、眺めていると、その街でいきいきと遊び、生活している人々のノスタルジックな世界に引き込まれます。
また、自転車やバイク、イスなどを使い、インスタレーションとグラフィックを組み合わせている点も特徴です。
以下では、アーネスト・ザカレビッチ氏の作品を5つご紹介します。
アーネストさんの壁画アート① Old Motorcycle(バイクの少年)
バイクは本物。赤い扉に書かれた少年がバイクに座っているように見えます。
歴史ある古い壁や扉をそのまま生かしているところも、趣があっていいですね。
アーネストさんの壁画アート② Kid on Bicycle(自転車に乗る子供達)
「Old Motorcycle」に次いで有名なのが、この作品。
姉の背中にしがみつく弟。初めての自転車なのか、怖いながらも楽しそう。
なんだか、子供時代を思い出させてくれる作品です。
アーネストさんの壁画アート③ Boy on Chair(椅子に乗る子供)
椅子に乗って窓枠に手を伸ばす少年。
何かを取りたいのか、穴が気になるのか……。
ついつい少年を手伝ってあげたくなる不思議な作品です。
アーネストさんの壁画アート④ Kungfu Girl(カンフー・ガール)
窓枠に手をかけ、カンフーの稽古をする少女。
中華系マレーシア人が多く住むジョージタウンでは、中華の文化や建物が数多く残されています。
アーネストさんの壁画アート⑤ Trishaw Man (トライショーのおじさん)
マレーシア名物の乗り物、トライショー。人力車のようなもので、自転車が駆動力になっています。
トライショーのドライバーの、日に焼けた肌とのんびりとした表情が南国らしい作品です。
眺めているこっちまで、のんびりした気分になります。
アーネスト氏は他にもすてきな作品をペナンに残していますが、残念ながら、雨や日光によって消えかかっている作品もあります。
ジョージタウンのストリートアートの作品解説や位置などは、ペナン州観光局のホームページから地図をダウンロードできます。
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公開日:2019年10月29日