以下は、3月27日に在マレーシア日本国大使館が公式ウェブサイトに掲載したジョホール州の一部地域に対する「強化された活動制限令」の発表を転載しています 。


3月26日,マレーシア政府は,「強化された活動制限令(Enhanced Movement Control Order;PKPD)」について発表したところ,とられる措置は以下のとおりです。
 
1.保健省は,ジョホール州のKluangで83ケースのCOVID-19陽性患者を確認しており,うち61ケースが,Kamupung Dato’ Ibrahim Majid及びBandar Bahar Dato’ Ibrahim Majidの2つの地域から確認された。
 
2.2つの地域での高い感染者数を考慮して,保健省の助言のもと,マレーシア政府は,この2つの地域に「強化された活動制限令(Enhanced Movement Control Order;PKPD)」を実行することを決定する。
 
3.PKPDは650世帯,3570名の住民に対し,今晩3月27日0時から4月9日まで施行される。
 
4.PKPDの目的は,当地域で発生した感染拡大を止めることである。この措置によって,14日間のあいだ,各家を1件ずつ,感染者がいるかどうか調査することが可能になる。
 
5.PKPDの内容は以下のとおり;
 1)両地域に滞在している住民及び訪問者の全ては,PKPDが施行されている期間,一切外出は許されない。
 2)PKPDが施行されている期間,両地域に滞在している住民及び訪問者以外の者は,両地域へ入域不可。
 3)全ての営業行動を停止。
 4)(自宅内のみで過ごすために必要な)14日間分の基本食品(米,肉等)はJabatan Kebajikan Masyarakat(社会福祉団体)から住民へ供給される。
 5)医療拠点(medical base)が,PKPDが適用される地域で開かれる。
 6)当地域への出入域に関する道路を全て封鎖。
 7)このPKPDを順守させるために,警察,軍隊,自警団,RELAが地域全域をパトロールする。
 
6.全ての住民は落ち着いて,派遣される保健省職員に協力し,当局の全ての指示に従うこと。住民の中で助けが必要な者は,電話番号07-7735224または07-7722434まで連絡すること。
 
●コロナウイルス関連情報は,領事メール,大使館HP及びマレーシア関係当局から,最新情報をご確認ください。
 
●在留邦人,旅行者の皆さまには,各種メディアから最新の情報を収集するとともに,手洗い・うがいの励行,適切なマスクの着用等,引き続き感染予防に努めてください。

出典:在マレーシア日本国大使館