【ペタリンジャヤ】 セブン・イレブン・マレーシア・ホールディングスは2月24日、2021年通年決算を発表した。売上高は、前年比10.6%増の28億909万リンギ、純利益は同49%増の4,435万リンギと増収増益となった。
セブン・イレブンによると、2021年はパンデミック抑制規制により営業時間が短くなったため、コンビニエンスストア部門の売上高は前年比12.3%減の18.1億リンギ、粗利も減少した。一方、医薬品販売部門の売上高は110%増の9億9,850リンギ、税引き後利益は4,200万リンギとなった。また、医薬品販売のザ・ピル・ハウス・ファーマシーとウェリングス・ファーマシーの買収により2億6,000万リンギの収益を得たことが増益に貢献した。
第4四半期の売上高は7億9,506万リンギで、前年同期比34.4%増加。純利益は、規制緩和による営業時間の復旧、州間移動の再開などの影響を受け、前年同期の444万リンギから約6倍の2,924万リンギとなった。
今年は、コンビニエンスストア部門では取扱商品や顧客体験の大幅な改善に努め、コンセプトを一新した「7カフェ」の展開に注力する。「7カフェ」により、生鮮食品部門の成長も期待できるという。一方で医薬品部門では引き続き市場シェアを拡大していく方針。昨年11月に設立した、インドネシアのエラ・プリマ・インドネシアとの合弁企業エラ・ケアリング・インドネシアを通じて、「ウェリングス」ブランドの薬局網を構築し、インドネシア市場への進出を目指すという。
(ザ・サン、ザ・スター、2月25日、セブン・イレブン・マレーシア発表資料)

参照元URL: https://www.asiainfonet.com/2022/03/01/03-407/