【クアラルンプール】 調理器具メーカーのニ・シン・グループは13日、子会社のブラックビクソン・トゥー・ゴーを通じ、コーヒー販売専用電動バイク「BB2GO EVコーヒー・バイク」を発売したと発表した。
「BB2GO EVコーヒー・バイク」はコーヒーマシンに電力供給できる特別設計のバッテリーシステムを搭載、外部電源なしで最大400杯のコーヒーを作ることが可能。GPSも搭載し、顧客は「BB2GO」アプリからバイクの位置や注文内容を確認できる。
ブラックビクソン・トゥー・ゴーはまた、東南アジア諸国連合(ASEAN)地域の大手通信事業者7社の企業連合、アカシア・コミュニケーションズ社との間で「BB2GO」アプリのための接続およびクラウド・サービスの提供に係る覚書を交わした。
ブラックビクソン・トゥー・ゴーのク ・チーコン社長は、ステンレス製品メーカーから、EV(電気自動車)革命に基づく新時代のビジネスモデルへ乗り出したと言明。「BB2GO EVコーヒー・バイク」は外部電力供給を必要としない完全な自給自足型であるため、ストリートフード業界やケータリング、オープンハウス、パーティーなどにも適しており、どの場面でもカフェのバリスタのように、顧客の目の前でエスプレッソコーヒーやカプチーノを提供できるとした。
ニ・シンは今後、「BB2GO EVコーヒー・バイク」のコンセプトをASEAN全域に拡大し、中国の老舗EVメーカーとも協力の上、マレーシアおよびASEAN市場向けにEVバイクの製造・組立を行う計画だ。
(ザ・サン、ニュー・ストレーツ・タイムズ、12月14日、エッジ、12月13日)

参照元URL: https://www.asiainfonet.com/2021/12/15/05-312/