マレーシアの「ハンパー」は中国正月、ハリラヤ、クリスマス、ディパバリなどに贈られる贈答品
ハリラヤ、中国正月、クリスマスなどが近づくと、マレーシアのショッピングモールにラッピングされた「ハンパー(Hamper)」と呼ばれる贈り物が並びます。
マレーシアの贈答品、「ハンパー」とは?
ハンパーはイギリス発祥のお菓子や飲み物を詰めた贈り物のこと。
マレーシアはかつてイギリスの植民地だったこともあり、バンパーなどイギリス的な文化が現在でも残っています。
マレーシアでは、イスラム教の「ハリラヤ」、キリスト教の「クリスマス」、中華系民族の「チャイニーズニューイヤー」、インド系の「ディパバリ」などの年中行事の際に贈られるほか、ベビー用品のお店でも出産祝い用のハンパーを作ってくれるようです。
ハンパーの値段は、ピンキリではありますが、安いものはスーパなどで100リンギットほどで買えます。時期になると、お茶やお菓子などの専門店や、スーパーマーケットなどにさまざまな価格帯のものが並びます。
マレーシアのハンパーは贈る相手によってさまざま
ハンパーの中身やデコレーションは、贈る対象によってかなり異なります。
例えば、ハリラヤのハンパーはイスラム教徒に贈るものなので、食品はすべてハラルのもの。
ラッピングもイスラム教徒にとって神聖とされる緑が多いようです。
一方、中国正月の際のハンパーは、中華系が好む乾物など漢方、お菓子、お茶など。お酒が入る場合もあります。ラッピングは基本的に赤とゴールド。
クリスマスは、チョコレートやビスケット、ブランデーなどアルコールもあり。ラッピングはもちろんクリスマスカラーです。
マレーシアのハンパーの中身は?
Go Malaysiaのオフィスも中国正月の時に、取引先企業からハンパーをいただいたので、中身をご紹介しましょう。
見た目はこんな感じで、縦に長い場合が多いようです。一目で「中国正月」とわかる派手なラッピングですね。
お菓子類が一番多く、7種類も入っていました。
お菓子類の他、アワビの缶詰、乾燥シイタケ、燕の巣など、高級食材も。
マレーシアでは、企業間で贈りあうことが多いハンパーですが、もちろんお世話になった方に贈っても喜ばれるでしょう。
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公開日:2019年5月3日